英語版の「アナ」はサンドイッチが好きかどうか分からない

ディズニー映画””Frozen””(「アナと雪の女王」)に登場する歌の一つに””Love Is an Open Door””(邦題:「とびら開けて」)があります。南国の王子ハンスと主人公の一人アナの恋を歌ったものですが、実は英語版のアナはサンドイッチが好きとは全く言っていないことをご存じでしょうか。まず、その箇所の日本語版を見てみます。

 ハンス:教えてよ
 アナ: え?
 ハンス:何が好きか
 アナ:サンドイッチ!
 ハンス:僕と同じじゃないか!

 
このように、ハンスがアナに好きなものを尋ね、アナがそれに答えて「サンドイッチ」と言っています。

 
次に英語版の同じ箇所を見てみます。

 ハンス:I mean it’s crazy(凄いことだよね)
 アナ:What?(何のこと?)
 ハンス:We’ll finish each other’s…(僕たちはお互いの・・・)
 アナ:Sandwiches!(サンドイッチ!)
 ハンス:That’s what I was gonna say!(そう言おうと思ってたんだよ!)

 
このように、ハンスはアナに何か尋ねたわけでもなければ、アナは好きなものとして「サンドイッチ」と答えたわけでもありません。

 
このように、英語版のこの箇所は和訳しても意味がよくわかりません。なぜアナは唐突に何の関係もなさそうな「サンドイッチ」という言葉を持ち出したのでしょうか。実はここの歌詞は””Arrested Development””という別のコメディ番組の台詞を引用したもので、本来なら””sandwiches””のところは””sentences””と言うべきところなのです。ですがアナはハンスの意図に気づかず””sandwiches””と言ってしまい、ハンスは不本意ながらも「そう言おうと思ってたんだ」と無理矢理歩調を合わせたのです。

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